ユリス・ナルダンより、新作「スーパーフリーク」が発表された。本作はカルーセル機構とダブルフライングトゥールビヨンを搭載し、さらに秒表示を加えた史上最も複雑なタイムオンリーウォッチである。
Text by Tsubasa Nojima
[2026年4月20日公開記事]
25年の歴史を結集させた、「フリーク」のスペシャルモデル
ユリス・ナルダンより、“史上最も複雑なタイムオンリーウォッチ”と銘打った新作、「スーパーフリーク」が発表された。本作は、ハイ・ホロロジー、ハイ・テクノロジー、ハイ・クラフトマンシップを体現すべく、4年の歳月をかけて開発され、誕生から25年にわたって進化を続けてきた「フリーク」の集大成を飾るモデルである。

ユリス・ナルダンを象徴する「フリーク」の集大成たる、時刻表示に特化したモデル。カルーセル機構とダブルフライングトゥールビヨンを搭載する。自動巻き(Cal.UN-252)。42石。1万8000振動/時。パワーリザーブ約72時間。18KWGケース(直径44mm、厚さ16.54mm)。30m防水。世界限定50本。5594万6000円(税込み)。
アワーディスクは、ガラスの制御晶析により開発された、光学的に透明な多結晶性素材であるナノシタル®製。高い透明性と最適な密度、優れた硬度を兼ね備え、ライトブルーのカラーによってユリス・ナルダンの海洋との関わりを表現している。
その上には、フリークを象徴する巨大なカルーセル機構が鎮座している。このカルーセル機構は1時間に1回転し、10度の傾斜を設けたチタン製のフライングトゥールビヨンがふたつ搭載され、迫力ある動きを楽しむことができる。テンワとヒゲゼンマイにはシリコン、脱進機にはシリコンをダイアモンドコーティングすることで硬度を高めた、ダイアモンシル®が採用されている。また、フリークとしては初めて秒表示を導入しており、回転式のシリンダー型パーツによって、より正確な時刻を知ることが可能となった。

本作の複雑な構造を実現しているのが、専用に新開発されたディファレンシャルとジンバルだ。ディファレンシャルはトゥールビヨンの速度を平均化すると同時に、ジンバルへエネルギーを伝達する役割を持つ。ジンバルは受け取ったエネルギーをシリンダー型の秒表示へと伝える。

多くのエネルギーを要するカルーセルとダブルトゥールビヨンを安定して駆動させるためには、優れた自動巻き機構も不可欠であった。本作には、不動作角を少なくし、高効率な巻き上げを実現した独自のグラインダー®テクノロジーが採用されている。

ケースの素材は18Kホワイトゴールド。グレーのラバー製バリスティックストラップが装着されている。




