H.モーザーは、時分表示、フライバック クロノグラフ、セカンドタイムゾーン表示、日付表示という4種の表示を、極めてシンプルなデザインにまとめ上げた「エンデバー・フライバック クロノグラフ デュアルタイム デイト」を発表した。注目すべきは、センターのブラックフュメディスクで、これが回転することでデュアルタイムゾーン機能を実現している。また、センターにはレッドとロジウムメッキの2本のクロノグラフ針が配され、クロノグラフ秒表示と分の積算計として働くデザインとなっている。

手巻き(Cal.HMC 730)。49石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径42.0mm、厚さ13.2mm)。3気圧。予価1266万1000円(税込み)。2026年7月入荷予定。
4つの機能をミニマムにまとめたH.モーザー「エンデバー」の最新作
H.モーザーは、4種の表示を極めてシンプルなデザインにまとめ上げた「エンデバー・フライバック クロノグラフ デュアルタイム デイト」を発表した。本作はカウンターを持たない文字盤でありながら、時分表示、フライバック クロノグラフ、セカンドタイムゾーン表示、日付表示を統合したデザインとなっており、直感的に読み取りやすい設計となっている。
ケースはステンレススティール製で、直径42.0mmとなる。曲線を基調とし、ケースサイドには有機的な形状の窪みが設けられるなど、モダンなスタイリングを持つ。2時位置と10時位置に雫型のプッシャーが配され、4時位置にはリュウズが配される。

文字盤の外周はターコイズのフュメ仕上げで、文字盤センターはブラックのフュメディスクとなっている。ブラックのフュメディスクが回転することでセカンドタイムゾーン表示として機能する。
センターには時分針に加え、クロノグラフ機能に関する2本の針が配される。レッドの針はクロノグラフ秒を示し、ロジウムメッキが施された針はクロノグラフの分の積算表示として働き、クロノグラフ機能を実現している。一般的なクロノグラフのカウンターによる表示に比べて、表示が大きくて視認性に優れ、ミニマムなデザインを実現できる点がメリットだ。文字盤外周にはタキメータースケールが刻まれており、クロノグラフの機能性をより高めている。さらに、操作によってクロノグラフ秒針と分針が共に帰零して再スタートするフライバック機能も搭載され、実用性が高い。6時位置には日付表示が配されており、すべての表示が洗練され、シンプルでバランスよく配置されている点が本作の特徴となる。

本作に搭載されるのは、H.モーザーのパートナーであるアジェノー社が開発したCal.HMC 730である。Cal.HMC 730は、自動巻きのクロノグラフムーブメントであるCal.HMC 902から自動巻きシステムを取り除いたものをベースとし、空いたスペースにデュアルタイム表示と日付表示を組み込んでいる。また、Cal.HMC 902の特徴であるコラムホイールとマイクロトゥースシステムを継承しつつ手巻き式ならではの巻き心地を実現しており、この操作感が本作を手にするたびに満足感を与えてくれることだろう。また、パワーリザーブは、デュアル・バレルによる約72時間であり、ケースバック側にパワーリザーブ表示が配される。




