オーデマ ピゲの2019~20年モデル。機能とともに解説

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2021.04.04

2019年のSIHHで発表されたモデル

2019年のSIHH(ジュネーブサロン)では、新コレクションの「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」や「ロイヤル オーク」の新モデル、単針の「ミレネリー」などが発表された。それぞれの概要を紹介しよう。

新コレクション CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック

オーデマ ピゲ「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック」
自動巻き(Cal.4302)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KPG(直径41mm)。3気圧防水。330万円(税込み)。

「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、Challenge(挑戦)・Own(継承)・Dare(追求心)・Evolve(進化)というブランド哲学と、次の日へ進む直前の23時59分(午後11時59分)を意味する数字を込めた新コレクションだ。

ラウンドケースと八角形ミドルケースの二重構造を採用し、ベゼルと一体化したラグがケースを挟み込むように見える、新機軸の構造である。

サファイアクリスタル風防は12時から6時方向にかけてアーチを描き、内側はドーム型に湾曲するという独自仕様で、斜めから鑑賞する際に独特の波紋を映し出す。

ダイアルには8層のラッカー仕上げやグランフーエナメル仕上げが施され、立体的なインデックスとブランドロゴが植字される。特に、12時位置下に配された立体的なブランドロゴは、ゴールド素材をガルバニック加工で仕上げたもので、エッジを立たせながら分厚く立体的に加工するには非常に高い技術力が要求される。外側と内側で湾曲する曲面の曲率を変えたサファイアクリスタル風防と併せて、他社には容易に真似のできないものだ。

「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、シンプルな3針モデルからクロノグラフ、さらにフライングトゥールビヨンやミニッツリピーターなどの複雑機構を搭載したモデルもラインナップ。オーデマ ピゲでなければ挑戦できないコレクションと言える。

新開発のCal.4302を搭載 ロイヤル オーク

ロイヤル オーク オートマティック

オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オートマティック」
自動巻き(Cal.4302)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SS(直径41mm)。5気圧防水。253万円(税込み)。

「ロイヤルオーク オートマティック(Ref.15500ST)」は、先代のRef.15400STをベースに、ムーブメントを変えてブラッシュアップしたモデルだ。

搭載するCal.4302は、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲの3針モデル用に開発されたムーブメントである。ケース径41mmなど外観に大きな変更はないが、パワーリザーブは最大約70時間に、振動数は2万8800振動/時に伸長した。

女性向けのミレネリー

ミレネリー・フロステッドゴールド・フィロソフィーク

オーデマ ピゲ「ミレネリー フロステッドゴールド フィロソフィーク」
自動巻き(Cal.3140)。43石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。18KWG(39.5×35.4mm)。2気圧防水。ブティック限定モデル。363万円(税込み)。

「ミレネリー フロステッドゴールド フィロソフィーク」は、シングルハンドによる時間表示が特徴的なモデルだ。

搭載するCal.3140は、オーバルケースの形状に合わせ、楕円軌道で短針を回転させる。

ケースはフロステッドゴールド仕上げとサテン仕上げ、ダイアルはハンマー仕上げのような装飾技法を用い、ジュエリーウォッチの雰囲気を携えるドレスウォッチだ。


2020年発表モデル

2020年には、CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲとは違った意味でセンセーショナルな新コレクション「リマスター01」が発表された。ケース径41mmのロイヤル オークにはシルバーカラーダイアルが追加され、ケース径34mmのモデルもチョイスが可能である。

名作を新たに リマスター01

リマスター01 オーデマ ピゲ クロノグラフ

オーデマ ピゲ「リマスター01 オーデマ ピゲ クロノグラフ」
自動巻き(Cal.4409)。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SS×18KPG(直径40mm)。2気圧防水。世界限定500本(ブティック限定モデル)。654万5000円(税込み)。

「リマスター01」は、1943年に発売された名作クロノグラフRef.1533を「40年代のレコードをリマスターするように」再解釈したモデルだ。

Ref.1533は近年のフィリップス・オークションで3000万円以上の値をつけた、非常に希少価値の高いモデルである。

発売当時はケース径36mmというビッグサイズが話題になったモデルだが、リマスター01はケース径を40mmに拡大し、クロノグラフ機能や視認性も向上している。

シルバー文字盤追加ロイヤル オーク 15500ST

ロイヤル オーク オートマティック

オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オートマティック」
自動巻き(Cal.4302)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SS(直径41mm)。5気圧防水。253万円(税込み)。

2019年にはブルー・ブラック・グレーダイアルのみが発表された「ロイヤル オーク オートマティック(Ref.15500ST)」だが、2020年にはシルバーカラーダイアルが追加された。

Ref.15400STでは人気の高かったシルバーカラーだけに、2020年に発売されたばかりにも関わらず、ほぼ入手できない状態に。アプライドアワーマーカーとロイヤル オーク針は、蓄光処理を施したホワイトゴールド製である。

ロイヤル オーク 34mm

ロイヤル オーク オートマティック

オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク オートマティック」34mm
自動巻き(Cal.5800)。28石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SS×18KPG(直径34mm)。5気圧防水。264万円(税込み)。

2020年の新作にはケース径34mmの「ロイヤル オーク」も追加された。小ぶりになってもデザインコードはそのままだが、4種類のカラーバリエーションは男性のみならず、女性にも親和性が高い。

ステンレススティールケースでは、オールシルバーカラーか18Kピンクゴールドとのツートーン、あるいはブルーグレーダイアルとダイヤモンドセットベゼルの組み合わせが選べる。

18Kピンクゴールドケースでは、シルバーカラーダイアルとダイヤモンドセットベゼルの組み合わせだ。手元をスマートに飾るには最適なモデルといえるだろう。


伝統と革新の新作を着けよう

オーデマ ピゲはスイス高級腕時計の名門だが、批判を恐れず挑戦し続ける姿勢は多くの老舗メゾンと一線を画す。オーデマ ピゲの伝統と革新が詰まった新作を身に着けてみよう。



Contact info: オーデマ ピゲ ジャパン Tel.03-6830-0000


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