【85点】チューダー/ ブラックベイ クロノ

FEATUREスペックテスト
2020.09.02

チューダー/ ブラックベイ クロノ

歴史を重ねた 実績の証し
過去の作品の中からディテールの範を取るというのは、自社の歴史と真摯に向き合うことでもある。2018年10月に待望の日本本格上陸を果たしたチューダーも例外ではない。過去の遺産を吟味して現代的に再構築したブラックベイ クロノ。内外装のディテールから、その魅力の原点を探る。

ブラックベイ クロノ

マルティーナ・リヒター:文 Text by Martina Richter
オラーフ・ケスター、チューダー: 写真 Photographs by Olaf Köster, Tudor
市川章子: 翻訳 Translation by Akiko Ichikawa
チューダー
ブランド名は1926年に商標登録済みであったが、その20年後から正式にスタートし、リーズナブルな製品を展開し始めた。外部から購入したムーブメントを使用することでコストを抑え、当時人気のあったデザインをより戦略的な価格で実現している。現在、ムーブメントは外部の汎用機を利用するほか、自社開発ムーブメントやブライトリングのクロノグラフムーブメントCal.01をモディファイしたものも使われている。


プラスポイント、マイナスポイント

+point
・優れた設計のムーブメントを搭載
・品質と価格のバランスが非常に良い
・装着性に優れている
-point
・クロノグラフの操作がスムーズではない
・45分積算計とスモールセコンドが見づらい時がある