チャペックより、新作「プロムナード トランスペアレンシーズ アクアブルー」が発表された。本作は、メタライゼーションの手法によってブルー・フュメのグラデーションコーティングを施した、サファイアクリスタル製ダイアルを特徴とする数量限定モデルだ。
メタライゼーションが生み出すブルー・フュメのグラデーションダイアル
チャペックより、新作「プロムナード トランスペアレンシーズ アクアブルー」が発表された。本作は、“徹底した透明性”をコンセプトに掲げ2024年に発表された「プロムナード トランスペアレンシーズ ヴィリジアン・グリーン」に続く新作であり、世界限定38本のみ販売される。

サファイアクリスタル製ダイアルを備えた数量限定モデル。ブルーを基調とした爽やかなカラーリングが与えられている。自動巻き(Cal.SXH7.1)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径38mm、厚さ10.8mm)。5気圧防水。世界限定38本。予価814万円(税込み)。
本作最大の特徴が、ブルー・フュメのグラデーションをまとったサファイアクリスタル製ダイアルだ。この色味はラッカーや塗装によるものではなく、サファイアクリスタル製ディスクの裏面に金属コーティングを施す、メタライゼーションという手法によって生み出されている。
コーティングは直径約8μという微細なドット状のパターンで形成され、その密度は外周に向かうほど高く、4時半位置のスモールセコンドに近づくほど低くなる。これによって、中央部では高い透明性を保ちつつ、外周へ向かって徐々に色味が強くなるグラデーションを実現しているのだ。時分針は根元部分にスケルトン加工が施され、ライトブルーのスーパールミノバで形成されたインデックスは、ひとつずつ手作業でダイアルに固定されている。

搭載するCal.SXH7は、Cal.SXH5をベースとした自動巻きムーブメントだ。ダイアル側からの観賞を前提とした専用設計が与えられ、ムーブメント外周から内側へ伸びる7本のオープンワークが施されたブリッジは、19世紀にフランソワ・チャペックが製作した懐中時計に見られる、複数ブリッジの構造を引用している。脱進機の配置を反転させるほか、4時半位置のスモールセコンドを4番車から直接駆動させるなど、ムーブメントの構造そのものを大きく再設計するなど、同社の開発力の高さをうかがわせる。100%リサイクルされたプラチナ製マイクロローターの両面に施したエングレービングや、サンドブラスト仕上げのブリッジ、手作業による面取りなど、卓越した仕上げも魅力だ。

ステンレススティール製のケースは、直径38mm、厚さ10.8mmのコンパクトなサイズ。カーブを描くラグや立体的にえぐられたケースサイドなど、クラシカルなスタイルの中にチャペックのアイコニックなディテールを忍ばせている。




