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第7回「ムーブメント、選ぶべきは薄型か、厚型か?」(1/3)

calibre2120

オーデマ ピゲ Cal.2120
22Kゴールド製のローターが美しいCal.2120。搭載している現行機には「ジュール オーデマ エクストラ シン」がある。2120系ではほかに、カレンダー機能を追加したCal.2121が「ロイヤル オーク エクストラ シン」に採用されている。
広田雅将(クロノス日本版):文
Text by Masayuki Hirota (Chronos-Japan)

ムーブメントは薄いほうがいいのか、厚いほうのがいいのか?

2010年代以降、時計メーカーは機能だけでなく、薄さを競うようになった。2014年、ピアジェは極薄の900Pをリリースし、ブルガリも薄い「オクト フィニッシモ」を発表した。加えてシチズンも、2016年にムーブメント厚わずか1mmの「エコ・ドライブ ワン」を加えた。20年前に「デカ厚時計」が流行ったのとは真逆で、今や機械式、クォーツ式を問わず、薄さは各社が目指す目標のひとつになった。薄い時計(ムーブメント)のメリットとデメリットは以下の通り。

●薄型時計
装着感に優れる

×磁気帯びしやすい、ショックに弱い

何をもって薄型時計とするか、明確な基準はない。しかし一般的な時計の場合、ケース厚が10mmを切れば薄型、6mmを切れば極薄と言える。またムーブメントの場合、自動巻きなら厚さが3mm以下なら薄型、2.5mm以下なら極薄と見なせるだろう。

 薄い時計(ムーブメント)は、装着感に優れるが、磁気帯びしやすく、ショックに弱いという弱点がある。もし極薄時計に頑強さを求めるならば、設計が新しいものを選ぶこと。一般的に、設計が古いものに比べて、耐久性などが改善されている。ただし、耐久性を高めた新しい薄型ムーブメントは、受け(ブリッジ)の面積が大きく、見栄えはしない。設計年を問わず、薄い時計には強いショックを与えないこと、また磁気からは遠ざけること。薄い時計は大変魅力的だが、今なお気遣いが必要である。

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