ジラール・ペルゴが高級時計製造とメティエ・ダールを融合した「ロレアート 38mm」を発表

ジラール・ペルゴは、ブランドを象徴するロレアートのベゼルの八角形を強調した、1000の光に輝くふたつの新作「ロレアート 38mm」を発売した。32個のカスタムメイドのバゲットカットダイヤモンドをセッティングしたバージョンと、ブリリアントカットのダイヤモンドとサファイアのグラデーションが魅力のバージョンだ。腕元も上品に引き立てる高級感あふれるデザインとなっている。

ブランドを象徴するデザインとメティエ・ダールの融合

　入り組んだ形状で知られるロレアートは、その独創的なデザインを高く評価する時計愛好家に知られている。そのロレアートの伝説のデザインとメティエ・ダールの世界を融合したウオッチが発売される。このタイムピースのベゼルには32個のバゲットカットダイヤモンド（約3ct）がセッティングされ、熟練のジェムセッターのクラフツマンシップを示すモデルだ。バゲットカットには卓越した精度が必要で、さらにカスタムデザインのベゼルにも課題があった。

ミステリーセッティング

　サイズや形が微妙に異なる溝に一つひとつの石を細心の注意を払ってセッティングし、理想的な配置に仕上げるために、ベゼルの厚みも綿密に調整され、申し分のないエレガンスを添えている。ロレアートの八角形のベゼルには、異なる石のサイズに合わせてコーナーに向かってわずかに広くなった独特の形状の溝が設けられ、複雑なセッティングをいっそう洗練したものにしている。表には見えないセッティング技法で固定されたバゲットカットダイヤモンドは、見事なプロポーションと光の反射による魅惑的なきらめきで知られている。

ロレアート 38mm

　ブリリアントカットの10個（約0.177ct）のダイヤモンドと46個（約0.798ct）のサファイアをセッティングしたベゼルバージョン。6時位置にダイヤモンドを配し、ほかはサファイアで、12時位置に近づくほどグラデーションでブルーの色味が濃くなっている。8辺のベゼルのそれぞれの角にセッティングされた最大の石でわずかに変化するサイズの異なる石がこのグラデーションを引き立てている。ベゼルのグラデーション効果に加え、厳選されたブリリアントカットダイヤモンドが、ブランドを象徴するロレアートの八角形ベゼルの魅力をさらに高めている。ダイアルはグレーでクル・ド・パリ装飾が施され、ブルーの文字が活気を添えている。

Cal.GP03300

　ラ・ショー・ド・フォンの自社工房で製造されたこの自社製ムーブメントは、円弧状のコート・ド・ジュネーブ装飾を施し、腕元の動きから得られる動力を利用することで、リュウズでの巻き上げの必要がないほど効率が高いピンクゴールド製ローターを搭載。腕元から外しても約46時間作動し続ける。ほかにもブリッジに施された直線状のコート・ド・ジュネーブ、面取り、鏡面仕上げのネジ、地板のペルラージュ仕上げ、エングレービングされた金箔文字など、さまざまな魅力があふれている。